文科系
ヘビーユーザーの
PC 哲学
Bit の哲学
知のヴァーリトゥード
[Home]
 
「Bit の哲学」 は、「庄内拓明の知のヴァーリトゥード」 のサブサイトです。
 
<< 前へ
次へ >>
H14.10.08
 

ファッション小物は期待できるか?

しかも限定用途ならどうだ?

 
 

私は根が繊維ファッション専門のジャーナリストだから、ネット販売の世界でも、ファッション関連のサクセス・ストーリーを期待している。しかし、どうしても難しいようなのである。消費者向けのファッション商品のインターネット販売では、まだこれはという成功例が見出されない。

アパレル販売サイトを立ち上げようとしている人は、少なくない。ファッション好きなら一度はトライしてみたいという気持ちも、十分理解できる。しかし、そのビジネスモデルは、未だ確立していないのである。

以下、アパレル販売サイトをやりたがっている人間と私の、ある日の会話である。

「ファッション商品のネット販売をやってみたいのよ」
「そういう人間は多いよ」
「何とか、成功させたいの」
「よっぽど運がよくて、未知の斬新な手法があるなら、成功するかも知れないけど …… 」
「何よ、弱気ねぇ」
「だって、そうでしょ。第一、あなたは試着もしないでファッション商品を買うことがある?」
「 …… ない」
「シンプルなブラウスとか、セーターとか、Tシャツとか以外に、通販で買ったことある?」
「 …… それも、ない」
「 …… でしょ。自分がしないことを他人に求めてもムリだよ」
「 …… そうかぁ」

しかし、期待が持てるかもしれない分野が見つかった。それは、小物である。バッグ、アクセサリー、雑貨などの小物なら、試着が要らない。しかも、ある程度スペックで商品を想像できる。それでも、不安だというなら、用途まで限定してしまってはどうだ。

ブライダル用途に絞り込むのである。いっそ、カスタムメイドまで踏み込めば、試着云々の限定もなくなる。

 
 
   
<< 前へ
次へ >>