庄内の
アイデンティティ
「庄内力」 を大切に		 庄内力チェック
このサイトは 「庄内拓明の知のヴァーリトゥード」 のサブサイトとして運営されています。

庄 内 あ れ こ れ 　（和歌編） トピックス編へ >>

庄内を詠んだ管理人の和歌

それぞれの和歌をクリックすると、
管理人の運営する 「和歌ログ」 サイトに飛び、画像付きの日記が表示されます。
日付 和 歌
H22.08.12 能登の海渡る野分の先触れの雲に隠るる鳥海の峰
H22.08.11 わだつみに沈む日影の照る里に眠れる思ひ我が内にあり
H22.05.16 海原に西の裾野を浸しつつ頂き空に解くる鳥海
H22.05.15 豪勢に八重桜散る木の下の分厚きまでの花筵かな
H22.05.14 庄内のデイドリームを見むとしてこの地に萌ゆる孟宗を食さむ
H21.11.30 水平線のまろきを北に目で追へば鳥海山は雪を戴く
H21.11.29 日本海の波穏やかに暮れし日の彩なる幸の盛られたる皿
H21.10.20 出羽の秋どの山の端も点描のごと柿色に彩られをり
H21.10.19 庄内の刈田に群れて白鳥は落ち穂を拾ふこの秋もまた
H21.10.18 湿りたる算盤の珠今の世に元禄の音を響かせ給へ
H21.10.17 みちのくの背骨の山を越え来れば日々草は日々に咲く
H21.05.05 八重桜重たきほどの枝振りを分けてみちのくより戻り来ぬ
H21.05.04 何をしか何処におくり生くるらむ人は自らおくらるるまで
H21.05.03 筑波より庄内の地に何物か四半日にて運び来たりぬ
H20.12.20 鳥海と月山かけて覆ひたる雪の白鳥蒼天を飛ぶ
H20.12.19 みちのくの凍ゆる風を羽に受けて白鳥はこの冬を越すなり
H20.12.18 虹の立つ彼方の山を越え行けば垂乳根の母眠るふるさと
H20.11.10 庄内の冬の走りを思はする冷たき雲を見上げゐる朝
H20.08.15 早朝の庄内の蝉おづおづと鳴き始めたり休止符多く
H20.08.14 旧盆の雨に濡れたる墓石の温もりをりし人肌のごと
H20.08.13 那須の山阿武隈奥羽さらにまた月山越えて庄内の空
H20.05.05 初夏の日の射す頃となり巡り来る命日なれば華をこそ盛れ
H20.05.04 月山を下れば嬉し鳥海の山こそ見ゆれ朧なれども
H20.03.07 雛壇の雛と同じき視線にて世を眺めゐる故郷の子ら
H19.08.11 変はらざる位置と形と白さにて雪渓見ゆる夏の鳥海
H19.08.10 聞こえ来る方角ごとに数ふれど数へきれなき蝉の声降る
H19.07.01 さりげなく街に埋もるる古寺の透かし彫りにぞ浄土は見ゆる
H19.06.29 月山の源に降る五月雨の音こそ響け里に寄せ来て
H19.03.31 傘福の蘇りたる今の世の円きを祈り雛を祭らむ
H19.03.30 月遅れの三人官女真中には立ち雛のゐて懐かしきなり
H19.01.30 シベリアの凍土にはなき豊かさを白鳥は見るか冬の刈田に
H19.01.29 山茶花の咲き始めゐて次の冬またその次の冬ぞ待たるる
H19.01.28 昨冬の雪の記憶の新しき目には冬とも見えぬ山越え
H18.12.01 深々と舞ひ降る雪のその白き彼方に月の山は座すらむ
H18.11.30 百年の木の黒壁に映りたる欅並木の影ぞゆかしき
H18.05.18 遥かなる酒田囃の鉦太鼓雪渓残る鳥海の峰
H18.05.17 去りし冬の雪解け残り行く影の月の山こそ静まりてあれ
H18.03.26 雪解けの水かさ増せば垂乳根の母の頬にも浮かぶ笑みあり
H18.03.25 みちのくに春は来にけり真白なる雛の頬にも日の射しをれば
H18.03.24 月山の白雪分けて速みゐる流れ望めど瀬音届かず
H17.12.27 地吹雪の白き哀しみ忍ぶ人ありて筑波のただ蒼き空
H17.12.26 今日の風に雪加はれる猛吹雪庄内の地はそを耐ふるなり
H17.12.22 故郷に雪を残して風のみを連れ来たるらむ今朝の寒さよ
H17.12.21 黒雲の切れ間を映す荒海の水平線は長く伸びたり
H17.12.20 引越しの終わりたる夜の雪明り慣れぬ角度で街眺めをり
H17.12.19 雪降らす分厚き雲の切れ間より見る青空のその青さをや
H17.12.18 ありがたし屋移りの日の吹雪なる予報は外れ青空の見ゆ
H17.12.17 押入れや納戸の奥に潜みゐる我が家の歴史発掘の旅
H17.12.16 着膨れて頬赤き子ら東京のアクセントにて雪道を行く
H17.09.02 あの雲の中に鳥海山は立つそは見えぬとも在るありがたさ
H17.07.24 物置に積まるる物の外側を捨てて内なる思ひ留めむ
H17.07.23 頂の雲は晴れたり鳥海の白き雪渓変わらぬ位置に
H17.05.30 山頂を雲覆ひたる月山の雪渓見据へ行くつづらおり
H17.05.29 人と米押し寄せしオンリー・イエスタデイ籠もれる熱を冷ます木立よ
H17.05.28 千年の時間も未だ流れたることなし羽黒の五重塔に
H17.01.23 コウコウと悲しきまでの声立てて白鳥は飛ぶ雲の切れ間を
H17.01.22 寒鱈の汁の湯気立つ冬祭り雪撥ね上げて太鼓は響く
H16.11.22 峠より垣間見らるる斜面には雲に隠れて白雪積もる
H16.11.21 松茂る高みに立ちて見ゆるもの見えざるもののすべてふるさと
H16.11.20 車では十数秒の道のりに世界詰まりし幼き日々よ
H16.08.11 大雨を告ぐる積雲山際にありてテレビのアンテナ高し
H16.07.04 青白く霞める山の彼方より我が足元に緑は増せり
H16.07.03 病床の母は息子の我よりも嫁の声にて喜び給ふ
H16.07.02 懐の深き自然よ行く水よ乾き切る世を潤してあれ
H16.03.28 頂は冬の姿の山ありて春の波寄す故郷の海
H16.03.27 故郷の真白き峰に影落とし行く雲の下雪は舞ふらむ
H16.01.25 小雪舞ひ太鼓の響く空き腹を地酒と寒鱈汁で満たせり