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Wakalog 手前味噌ひと文字  (自選和歌集) 平成 三十一年上半期

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平成三十一年睦月二十六日の歌

地に落ちて一瞬すらも白きままとどまることの能はぬ雪よ
あっという間に解くる関東の初雪

平成三十一年睦月二十三日の歌

穏やかに沈む日のまた昇る明日我が故郷は吹雪となるらし
関東の晴れは東北日本海側の吹雪

平成三十一年睦月二十一日の歌

ひむがしの地平線より大いなるスーパームーンはぬつと昇りき
スーパームーンの夜

平成三十一年睦月十七日の歌

三島より間近に望む富士の嶺は青と白より他に色なし
三島への出張の日

平成三十一年睦月十四日の歌

新年の霞ヶ浦の湖面には空のみ映り雲の影なし
霞ヶ浦周遊コースをポタリング

平成三十一年睦月十一日の歌

澄み渡る北に聳ゆる日光の男体山の頂き白し
彼方に日光の山見ゆる冬晴れ

平成三十一年睦月八日の歌

気がつけば夕陽落ちたる西空にほつそりとした三日月浮かぶ
あっという間に暮れる冬の日

平成三十一年睦月三日の歌

北西に一直線に行く道に沿ひて真直ぐに雲は連なる
晴天の続く年末年始